音楽ユニオン結成30周年記念シンポジウム 5月18日(土)

2013年6月9日 カテゴリー:

日本音楽家ユニオン結成30周年記念シンポジウム

日本の音楽界の今をみつめる

日時 2013年5月18日(土)13:00~18:00
場所 芸能花伝舎 1-1
新宿区西新宿6-12-30 芸能花伝舎
定員 80名
参加費 無料
パネリスト 国際音楽家連盟(FIM)議長
ジョン・スミス John Smith
国際音楽家連盟(FIM)事務局長
ベノワ・マシュエル Benoit Machuel
他未定
記念演奏 野郎5(トランペット五重奏)&高橋ドレミ(Pf)

第1部 オーケストラ、合唱団等における「再(内部)オーディション」を考える

演奏家の社会的地位と、「再(内部)オーディション」問題について討論します

第2部 音楽家の未来を展望する

日本の音楽界の今をみつめ、音楽家が果たすべき役割について議論します
20130518シンポジウムチラシ.pdf

日本音楽家ユニオン(略称:音楽ユニオン)は、職業音楽家および音楽関連産業に従事するもので構成される全国組織の労働組合です。
登録者約5,500名は、それぞれ北海道、東北、関東、中部、関西、中四園、九州の各地方本部の下で活動しています。
今回のシンポジウムは、私たちの活動の基本方針である「音楽家の社会的・経済的地位向上」をテーマとしました。

I部では、新国立劇場合唱団員の労働者性を認めた最高裁判決(2011年4月12日)を踏まえて、演奏家の社会的・法的地位と、この事件でも争いの中心となった「試聴会」(再(内部)オーディション)、演奏家の能力査定、等々について討論します。
演奏家の能力問題は、我々が避けて通れない問題です。今回のシンポジウムでは、この問題を正面から討論します。
パネリストとして、国際音楽家連盟(FIM)議長のジョン・スミス氏と事務局長のべノワ・マシュエル氏を迎え、上記判決と再オーディションに関するFIM見解等を基に会場での議論を深めます。
Ⅱ部では、日本の音楽界の今を見つめ、我々が果たすべき役割について議論します。
毎年、数千人に上る音楽家をめざす若者が、音楽大学あるいは専門学校等を卒業して世に出ています。
しかし、彼らを受け入れるべき音楽業界は既に飽和状態となっているのが現状です。
各教育機関におけるキャリアサポート等には限界があり、音楽業界の現状を解消することができない以上、根本的な解決とはなり得ません。
そして、このような状況が、演奏条件の悪化を招く要因となるなど、深刻な問題となりつつあります。
また、音楽家を含む芸能実演家の社会的・経済的地位に関する実態調査等は、これまでにも度々行われてきました。
しかし「演奏家」の現状を分析するには、必ずしも充分とはいえないものでした。
特に、いわゆるフリーランスの演奏家には、様々な契約形態と働き方が存在し、仕事ごとにその立場が変化し、関係法規等も異なります。
そのため契約は自ずと暖昧になり、これが様々なトラブルの原因となっています。
そこで、日本音楽家ユニオンでは、今、我々が果たすべき役割と、将来を展望します。

 

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