グローバル・ピース・コンサート in OSAKA 2015

2015年4月17日 カテゴリー:

グローバル・ピース・コンサート in OSAKA 2015

二十二年続いてきたグローバル・ピース・コンサートinOSAKAは、諸般の事情により二〇一四年に開催することができませんでした。

しかし、先輩方がここまで続けてきたコンサートを途切れさせることはできないという思いもあり、なんとか二〇一四年度内に開催することができました。

開催日は三月三十日、場所は恒例となったいずみホール。出演者は、並河寿美、西垣千賀子(ソプラノ)田中友輝子(メゾ・ソプラノ)西垣俊朗、松本薫平(テノール)田中勉(バリトン)原真奈美(ピアノ)ら、関西を代表するソリストの皆さんと、牧村邦彦指揮によるグローバル・ピース・コンサート合唱団とグローバル・ピース・コンサート・オーケストラ。平和を願う気持ちで一つになった音楽家たちによる演奏は、いつもにも増して熱い響きとなりました。

一部は「作曲家が、最後に書きたかった歌曲は?」と題され、シューベルトの「白鳥の歌」からが歌われました。

二部は、「作曲家が最後に書きたかったオペラは?」と題されたステージ。オーケストラの「運命の力」序曲の演奏の後、プッチーニの「トゥーランドット」からのアリアを中心に構成されました。

一部にも二部にも「最後」の文字がはいるプログラム構成は、もちろん実行委員代表の日下部吉彦さんによるもの。「最後」という言葉を繰り返した構成には、逆に、この公演で最後にはさせないという日下部さんのアイロニックな気持ちが込められているようです。

スケジュールに支障のない、関西のオーケストラの方々から参加を募ったほか、フリーの方々にも協力を仰ぎ、楽器を借り、楽譜を揃え、当日のタイムテーブルなどを打ち合わせし、慣れないことの連続でスタッフはとても大変でしたが、コンサートが終わってみると、色々なオーケストラのメンバーが会しての演奏は貴重な時間で、参加者の皆さんのポジティブな反応に背中を押された気がして、来年も頑張ろうという気持ちが強くなった一夜でした。

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